中国の多くの地域で史上最も暑い7月に 猛暑日最多は杭州

人民網日本語版 2022年08月03日16:56

今年の7月、中国の多くの地域が熱波に見舞われた。では、省都級都市のうち最も暑かったのはどこだったのだろうか?熱波に見舞われた期間が最も長かった都市はどこだったのだろうか?そして8月はさらに強烈な熱波に見舞われることになるのだろうか?7月の高温ビッグデータがこうした疑問に答えてくれるだろう。中国天気網が報じた。

7月の猛暑日チャンピオンは杭州

モニタリングによると、今年7月、中国のほとんどの地域で気温が例年より高くなり、平均気温は23.15度だった。これは2017年7月に次いで、観測史上2番目に高い平均気温だった。なかでも、最も暑かったのは浙江省や四川省、雲南省、貴州省で、浙江省と四川省に至っては観測史上最も暑い1ヶ月となった。浙江省や江西省、福建省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区などの多くの地域の最高気温も観測史上最高を記録した。

省都級都市のうち、7月に猛暑日が最も多かったのは浙江省杭州市で26日だった。2番目に多かったのは福建省福州市で25日、しかも、25日連続で猛暑日となったため、ほぼ1ヶ月間熱波に見舞われ続けたことになる。上海市(徐家匯観測所)と重慶市(沙坪壩観測所)の猛暑日も20日以上に達した。

うち、上海市の徐家匯観測所の猛暑日は例年比で2倍となり、7月13日には最高気温40.9度を記録し、観測が始まった1873年以来の最高値に並んだ。重慶市の沙坪壩観測所では、40度を超えた日が、省都級都市の中で最も多い5日間あり、激しい暑さに見舞われたことが見てとれる。

暑さは日中だけでなく、夜も続いた。7月の最低気温が最も高かった省都級6都市はいずれも30度以上となり、昼夜問わず厳しい暑さに見舞われた。最も暑かったのはやはり重慶市で、7月13日から15日にかけては3日連続で、現地の夜間の最高気温記録を塗り替え、15日未明の最低気温が33.5度に達した。まさに、「熱帯夜キング」という名に相応しいと言えるだろう。

8月には入ってからも強い勢力の亜熱帯高気圧に覆われているため、中国では厳しい暑さが今後も続くことになりそうだ。また、亜熱帯高気圧が北上するのを受け、「高温の目」も江南や華南からゆっくりと長江中・下流、華北一帯へと北上することになりそうだ。また、厳しい暑さが北方エリアに広がると同時に、湿度も高くなり、華北や黄淮といった地域では蒸し暑い「サウナ」のような天気になると予想されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年8月3日

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