資料写真(撮影・趙雯博)
辛いものが好きという人には朗報だ。中国の慢性疾患におけるプロスペクティブスタディで、辛いものを食べると食道がんなどの胃・食道・腸系がんの予防につながることが分かった。北京青年報が報じた。
研究によると、辛いものを食べると、食道がんリスクの低下につながり、特にタバコを吸わず、お酒を飲まない人の予防効果が高い。辛いものを全く食べない、またはほとんど食べない人と比べると、毎月、辛いものを食べる人は12%、1週間に1‐2日食べる人は24%、1週間に3‐5日食べる人は16%、1週間に6‐7日食べる人は19%、食道がんのリスクが低下した。
また、辛いものを食べると大腸がんの予防にもつながる可能性がある。しかし、香辛料の種類や強さが、胃・食道・腸系がんの予防に影響を与えることはないという。同研究は、30-79歳の中国人51万2000人を対象に実施された。うち、30%の人が毎日辛いものを食べていた。(文/楊進剛、中国医学科学院阜外病院、編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月24日