10日から中秋節3連休!最も注目の「月見スポット」は?

人民網日本語版 2022年09月02日15:15

暑さも和らぎ、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月10日)に合わせた3連休が目前に迫っている。旅行サイト・携程網が8月31日に発表した「2022年中秋・秋の旅行予測データ報告」によると、8月30日の時点で、中秋節3連休の旅行の予約は端午節(端午の節句、今年は6月3日)の3連休に比べて137%増となっている。うち、移動手段の予約数増加が際立っており、飛行機チケットの予約数が約2倍、列車チケットの予約数が約5倍になっている。その他、ツアー旅行とテーマ旅行が目に見えて回復しており、増加幅は453%と525%になっているほか、ホテルやレンタカーの増加幅も2倍以上に達し、中秋節3連休は、今年の旅行市場において回復状況が最も良い連休となる可能性がある。

人気旅行先ランキングで上海がトップに返り咲き

3日間という短い連休であるものの、中秋節は一家団欒が習慣となっており、帰省する人が増えるため、遠距離旅行のニーズが端午節に比べるとさらに高まり、携程網では飛行機チケットの検索回数が端午節の3倍以上に達している。

中秋節の旅行先トップ10は、上海、北京、南京、長沙、杭州、長春、広州、青島、蘇州、西安となっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)の3連休にはトップ10から姿を消した上海が復活し、一気にトップに返り咲いたことは注目に値する。上海の中秋節の予約を見ると、端午節と比べて639%増と、回復が著しい。

注目集める「月見スポット」ベスト7

中秋節と言えば、欠かせないイベントが「月見」だろう。携程網では直近1週間、キーワード「月見」の検索回数が前週比で423%増に達した。大人気となっているのは、月見の絶好の場所となる高い山や湖、海の島、河川、歴史ある街並が残るスポット、海辺などだ。直近1週間にユーザーが検索した「月見」のために行く場所を見ると、中国全土の7エリアで最も注目集めている「月見スポット」は黄山、潿州島、古北水鎮、橘子洲、峨眉山、大雁塔、千山となっている。

地元・近場が主流 キャンプ人気衰えず

中国旅游(旅行)研究院の統計によると、今年の法定祝祭日の旅行者の「お出かけ半径」は、清明節が95キロと最小となった後、端午節には107.9キロにまで回復した。しかし、今年の最大値となった110.3キロ(元旦の3連休時)でも、2019年の平均値270キロと比べると、半分にも遠く満たない数字だ。そして、最近中国各地で新型コロナウイルス感染が再び散発的に発生しているため、中秋節の3連休を地元や近場で過ごすというのが主流となる可能性がかなり高くなっている。

「お出かけ半径」が縮小しているのを背景に、人々のレジャーニーズには、消費頻度の上昇、消費シーンの多様化という特徴が見られるようになっている。その他、秋の気配が漂う今もキャンプが爆発的な人気になっており、携程網の統計によると、8月30日の時点で、中秋節3連休のキャンプ関連の流通取引総額(GMV)は端午節と比べて58%増となり、清明節以降続く大ブームが依然として続いている。秋はハイキングシーズンでもあり、携程網の直近1週間のアウトドア系商品予約数を見ると、前週比で92%以上増となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月2日

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