引き上げ調整されたばかりの石油製品価格だが、またすぐに引き下げ調整され、今年「7回目の値下げ」を迎えることになりそうだ。中国新聞網が伝えた。
9月21日24時になると、中国国内の石油製品価格の調整が行なわれる。国際市場の原油価格の変動の影響を受けて、中国の石油製品価格は小幅の値下げになる見込みだ。
コモディティの取引情報サービスを提供する金聯創の石油製品アナリストである王珊氏は、「今回の調整の価格計算サイクルが始まってから、国際原油価格は全体として低い水準で推移し、平均価格も前サイクルに比べて落ち込んだ。原油市場の供給の見通しは引き続き不確実性が高いが、欧米の利上げが予想される中、グローバル経済が鈍化するとの懸念が原油価格に圧力を加えている」と述べた。
関連機関の試算によると、価格調整サイクルの第9営業日にあたる9月20日までで、参考にする種類の原油の平均価格は1バレル88.90ドル(1ドルは約144.0円)となり、変化率はマイナス6.25%だった。中国のガソリンとディーゼル油の引き下げ幅は1トンあたり280元になり、1リットルあたりでは0.2元(1元は約20.4円)前後の値下がりになるとみられる。今回の調整後、95号ガソリンは全面的に9元以下まで値下がりする見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月21日