中国国家統計局が最近発表した今年の食糧生産量統計によると、黒竜江省は今年、「19年連続豊作」を実現し、食糧用作物の栽培面積が全国の12.4%を占める約1468万3200ヘクタール(前年比約13万1900ヘクタール増)に達した。食糧生産量は全国の11.3%を占める計約7763万トンと、過去2番目の多さとなり、13年連続で全国トップをキープした。黒竜江日報が報じた。
収穫された作物(撮影・呉樹江)。
黒竜江省の今年の食糧生産量が昨年比でやや減少したのは、低生産性作物である大豆の栽培面積が大幅に増加するなど、栽培構造が調整されたことが主な原因だ。
中国最大の大豆の産地である黒竜江省では、その栽培面積が通年で全国の40%以上を占め、商品化率は80%以上に達している。今年、同省では大豆の栽培面積が66万6700ヘクタール以上増え、大豆の生産は、「栽培面積が増え、収穫率が高まり、総生産量が増える」というのが特徴となっている。
黒竜江省の食糧生産量は5年連続で7500万トン以上に達し、商品量や他の地域への調達量も長年連続で全国トップとなっているほか、省全域のグリーン食品の栽培面積や農業機械化率も全国トップとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月15日