21日に二十四節気の4番目「春分」を迎え、今後は少しずつ昼が長くなり、夜が短くなっていく。この時期、1日の日照時間が長くなって、日差しが強くなるため、中国のほとんどの地域は、1年のうち気温の上昇幅が最も大きくなる季節となる。各地で気温が上がり、「春前線」が北上している中、中国天気網は「全国春マップ」を作成した。「春分」を迎えた今、春のぽかぽか陽気に包まれている地域はどこまで広がっているのか見てみよう。
中国南方エリアでは例年、「春分」を迎える前にすでに春本番を迎えてしまっている。一方、北方エリアの多くの地域ではまだまだ冬の名残がある。しかし、「春分」以降は太陽が少しずつ北に移動し、日差しが強くなり、黄河以北地域の平均気温は10度以上となる。
「春分」を迎え、気温が急速に上昇し、「春前線」は長江を越えて、万里の長城にまで北上し、黄河以北の多くの地域にも春が到来している。また江蘇省中部や北部、安徽省北部、河南省北部と西部、陝西省南部、山西省南部、河北省の大部分、天津市、北京市の大部分、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の南部盆地北部といった地域にもこの時期に春が到来している。
一年で最も心地良い季節となる春。「春分」を迎えた今の時期、気温が上がり、春をじっくり楽しむことのできる活動も増えてくる。ピクニックに出かけて美しい景色を眺めたり、凧揚げをしたり、旬の野菜を食べて舌で春を味わったりすると、生活の楽しみを増やすことができるに違いない。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月22日