中国国務院共同対策メカニズム総合グループがこのほど発表した最近の新型コロナウイルス感染症に対応するためのワクチン接種計画は、対象グループ、接種間隔、ワクチンの選択などの最新の規定を示している。現段階のワクチン接種は、接種対象グループによって異なる免疫水準の差を埋め、重症リスクや死亡リスクをさらに低減させることに重きを置いている。新華社が報じた。
同計画によると、新型コロナウイルスに感染しておらず、ワクチンを必要回数接種していない人は、規定された間隔を空けて、必要回数のワクチンを接種することができる。そのグループには、未感染でワクチンの基本接種が終わっていない3歳から17歳までの男女、未感染で1回目のブースター接種を受けていない18歳以上の男女、未感染で2回目のブースター接種を受けていない18歳以上の男女(感染リスクの高いグループ、60歳以上の高齢者、重い基礎疾患のある人、免疫力が低い人)が含まれている。
接種間隔については、基本接種を終えた18歳以上の男女の場合、1回目のブースター接種は3ヶ月以上に調整された。
感染歴があり、基本接種が終わっていない男女については、感染してから3ヶ月空けて接種することができる。
国務院共同対策メカニズム総合グループの関係専門家は、「中国では現在、感染者が局地的、散発的に発生している状態。新型コロナウイルスは消失したわけではなく、引き続き伝播している。感染拡大の状況は変化しており、現段階でワクチンの接種が必要か否かについては、感染状況や接種歴、年齢、体調といった要素によって決まる」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月12日