今年第1四半期(1-3月)の農業・農村経済の運営状況に関する記者会見が20日に行われた。農業農村部(省)の総農芸師兼発展計画司(局)司長(局長)の曽衍徳氏は記者の質問に答える中で、「中国の農村の消費レベルはまだ低く、ポテンシャルは非常に大きい。農村には建設する必要があるもの、建設しなければならないものがまだたくさんあり、基礎産業に対する牽引力は大きい」などと述べた。
曽司長はさらに「中央政府は『新発展の局面を構築するには、内需拡大という戦略の基点を堅持しなければならない』と打ち出した。農村は巨大な消費市場であり、巨大な要素市場でもあり、農村の需要を喚起することは、成長の安定、内需の拡大においても重要で、その役割も非常にはっきりしている。こうしたことは主に消費と投資の両面に表れている。一方で、中国の農村の消費レベルはまだ低く、ポテンシャルは非常に大きい。研究分析によれば、2022年の農村の平均消費支出は1万6600元(1元は約19.4円)で、全国平均の3分の2にとどまり、このように開きがあるということはポテンシャルがあるということだ。農民の収入が増えれば、農民の生活の質が向上し、農村の消費の可能性が広がる。もう一方で、投資には可能性がある。現在、都市の建設はハイレベルに達しているが、農村には建設する必要があるものがまだたくさんあり、こうしたニーズが基礎産業を大きな牽引するだろう。試算によれば、1ムー(約6.7アール)の温室を改修すると鋼材約2トンとセメント0.5トンの消費がもたらされる。今後5-10年で、農業・農村投資ニーズは約15兆元に達することが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年4月21日