中国中鉄股份有限公司が革新的にグリーンな理念を応用し製造したシールドマシン「中鉄1237号」が9日、正式にラインオフした。同設備はイタリア・シチリア島高速鉄道トンネルの建設に向け輸出され、「一帯一路」(the Belt and Road)の建設に寄与することになる。新華社が伝えた。
中国中鉄グリーンシールドマシン「中鉄1237号」。撮影・劉羽佳
「中鉄1237号」は長さ135メートルで、総重量1900トン以上。同設備はスマート制御の面では、掘進地層との自動適応・調節・マッチングを実現し、掘進効率と燃費の最良のマッチングを自動で行い、グリーン・省エネの目的を達成することができる。低炭素・環境保護の面では、省エネ・スマート製造工法と先進的な除塵技術を採用し、粉塵と騒音を減らしている。さらに連続掘進技術や急速ビット交換技術などを搭載しており、掘進効率と省エネ・排出削減効率が効果的に向上している。
また、同日に大傾角下り坂掘進鉱山用TBM(全断面トンネル掘進機)「中鉄1285号」もラインオフした。
大傾角下り坂掘進鉱山用TBM「中鉄1285号」。撮影・劉羽佳
中国中鉄のシールドマシンとTBMの受注総台数は現在まで1500台以上、トンネル総掘進距離は4000キロメートルを超えていた。製品はドイツ、フランス、イタリア、デンマーク、ポーランド、豪州、シンガポールなど30数ヶ国・地域に輸出されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月10日