习专栏

AIに志望校を選んでもらっても大丈夫?

人民網日本語版 2023年06月19日10:40

中国大学統一入学試験(通称、「高考」)の点数を入力すると、人工知能(AI)が分析し、すぐに願書が生成され、その点数で行くことができる大学や学科、その合格率が一目瞭然。AIの流行を背景に、そんなAIを使った願書作成が、中国でにわかに流行し始めている。銭江晩報が報じた。

「高考」がこのほど終了し、志望校をどこにするか、どんな学科を選ぶかといった悩みを抱えている受験生や保護者も多いことだろう。この差し迫った問題を解決するため、新テクノロジーを活用し、AIチャットボットChatGPTに「どこの大学を選べばいい?」と尋ねている人も多い。

AIによる願書作成を体験 ビッグモデルの推薦は千差万別

ChatGPTに、「今年、浙江省で受験した大学入試の点数が620点、コンピューターが好き、お薦めの大学を教えて」と質問すると、1秒ほどで、浙江大学、杭州電子科技大学、浙江工業大学、浙江師範大学、杭州師範大学の5校を推薦するというものだった。質問の中に「浙江」が入っていたため、浙江省の大学ばかりを推薦してくれたのかもしれない。

一方で、「文心一言」が出した回答はと言えば、上海海事大学、北京語言大学、汕頭大学、広東工業大学など10校を推薦し、例年の最低合格ラインも添えてくれた。

また「訊飛星火」が出した回答は、浙江大学、杭州電子科技大学、浙江工業大学、浙江師範大学、浙江理工大学を推薦してくれた。やはりどの大学も浙江省にあり、他の省の大学に行きたいと考えている受験生にとっては、あまり参考にならないかもしれないと感じた。

全体的に見て、AIは「賢い」ものの、それに願書を作成してもらうというのは、あまり現実的ではないというのが、体験をして感じた感想だった。浙江大学コンピューター科学・技術学院の陳華鈞教授は、AIの答えを見て、首を横に振りながら、「AIは願書作成をするための専門のトレーニングを受けていない」との見方を示した。

そこで今度は少し質問の方向性を変えてChatGPTに、「どの学科なら、将来AIに取って代わられることがないか?」と質問したところ、「まず、高度な人間の知能や創造力が必要な学科なら、アルゴリズムやロボットが取って代わることは難しい。また、人間の感情や人間関係などの特質と密接な関係のある学科」という回答だった。

陳教授は、「ビッグデータ主導のAIアルゴリズムにサポートや分析してもらうというのは良いこと。それは、情報の非対称性という問題点を補ってくれる。ただ、願書作成というのは主観性が非常に強く、最終的な決定や選択につながる要素はたくさんあるということは認めざるを得ない。客観的に最終的決定を下してもらうことはできない。そのため、このようなツールは参考にしかできない」との見方を示す。

ネット上にあふれるAI願書作成「神器」 専門家は「参考程度に」

AIが人気になり、ネット上で「AI願書作成」の「神器」と称する商品がたくさんあり、その価格は数元(1元は約19.8円)から数百元までピンキリ。願書作成や性格分析、学業計画といったサービスが提供されている。

ある大学志望カウンセラーは取材に対して、「データプラットフォームを提供している。個人の状況に応じてAIが選出し、その人に適した学校を推薦してくれる。もし志望学科がすでにあるなら、ビッグデータがどの学校が適しているかを教えてくれる」と説明する。

そこで、地域やテストの点数、科目などを入力してみると、システムが数秒で結果を出した。中国の大学数千校がヒットし、チャレンジ可能と合格ライン、滑り止めの3タイプに分かれていた。

こうしたAI願書作成アプリを3つ利用してみると、それぞれチャレンジ可能とリストアップされた学校は302校、338校、408校、合格ラインの学校は733校、259校、460校ヒットした。

これを見てもその結果が大きく異なることが一目で分かる。また、武漢理工大学にチャレンジした場合の成功率をチェックしても、3つのアプリの結果は全く異なっていた。可能性が20%と8%のアプリには、「チャレンジしてみることは可能」と表示され、もう1つのアプリにかぎっては可能性が1%で、「合格の可能性はかなり低い」と表示された。

これほど大きく異なる分析結果と複雑なビッグデータを見れば、保護者だけでなく、高校卒業したばかりの受験生は余計に戸惑うことになるだろう。

陳教授は、「こうしたAI願書作成アプリの本質は、人工知能によるアルゴリズム推薦、またはモデルマッチングの活用だ。背後では、AIアルゴリズムが個人の特徴を分析し、受験生の成績、性格の特徴、趣味などに基づいて、よく似た人がしたことのある選択と結びつけて、提案をしている。そのためこれらの結果は参考程度にしかならず、それに頼りすぎてはいけない。またこれらの結果に基づいて最終的な決定を下すことも絶対してはいけない」と警鐘を鳴らす。

高校生数人の保護者を取材すると、ほとんどがAI製品には懐疑的な姿勢を示しており、「AIには、学生それぞれのニーズが分からない。既有の情報だけに基づいており、将来を計画することなどできない」や「万が一ビッグデータが間違っていて、願書の作成を誤導したとすれば、誰が責任を取るのか?」との声が寄せられた。一方で、「ビッグデータが把握している情報は膨大で、本を見るよりは効率が高い。参考にはできる」との声もあった。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年6月19日

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