MRI装置は「先端医療機器の王冠上の真珠」と称され、心臓や脳の血管、神経、腫瘍など様々な重大な疾病の画像診断にとって重大な意義を持つが、その製造技術は長年外国に独占されてきた。
こうした状況の中、中国はこのほど、MRI装置の独自開発に成功し、量産を開始した。
北京大学深セン病院では、中国が独自開発したMRI装置が使用されている。MRI装置の作動状況は、15キロメートル離れた中国科学院深セン先進技術研究院へリアルタイムで伝送される。この装置は人体の全身画像を撮ることができ、解像度が高いだけでなく、画像生成速度も速くなっている。
北京大学深セン病院医学画像科の張輝副主任技師によると、中国が独自開発したMRI装置の画質は世界の先進的なMRI装置メーカーと比べても遜色がないが、価格は従来より大幅に低く、病院の医療検査費も徐々に下がっている。
国産MRI装置は応用の初期段階で、科学研究チームが臨床で出現した問題を総括し、一歩一歩解決していった。現在、最新バージョンの国産MRI装置で撮影した画像の質は病院側の要求を完全に満たしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月24日