7月に入り、長江西陵峡に位置する湖北省秭帰県では、夏ミカンの収穫・販売最盛期を迎えた。現地の果物農家では夏ミカンを収穫し、農業用ミニ列車やドローンなどの「運搬の神器」の力を借りて、夏ミカンを山の斜面にある畑から運び出している。秭帰県は、三峡ダムエリアの柑橘類栽培が盛んな県であり、長年にわたる科学的実践を経て、同エリア最大となる柑橘類の優良遺伝資源バンクを構築し、年間を通じた柑橘類の栽培を実現した。現在、同県における柑橘類栽培面積は約2万7千ヘクタール、生産量は100万トン、年間生産総額は約200億元(1元は約19.8円)に達している。県内の90%の郷・鎮、80%以上の行政村、人口の70%以上が、柑橘類関連産業に携わっており、柑橘類の生産額が「1億元レベルの村」は12村に達し、約26万人の農民が所得増と富裕化を実現した。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年7月26日