ジョン・ウー監督が復帰 福山雅治とタッグで日本のCM撮影
頚部腫瘍の手術のため1年間近く休養していた世界的に有名な香港の呉宇森(ジョン・ウー)監督はこのほど無事復帰を果たし、日本の人気歌手・俳優の福山雅治とタッグを組んで、ビールの新テレビCMを撮影した。台湾・蘋果日報の報道として「中新網」が伝えた。
日本のテレビCMを初めて監督・演出した呉宇森監督は見たところ非常に元気そうな様子で、順調な回復ぶりをうかがわせた。呉宇森監督は福山について、「とても謙虚で、感性が豊か。専門的な素養も備えたまれに見る俳優」と称賛の言葉を惜しまなかった。このCMは20日から日本全国でオンエアされる。
呉宇森監督は今回、日本のビール会社の2バージョンのCMを手掛けた。撮影チームは1月下旬に東南アジアの小さな島に行き、何もない島の上に市場のセットを建設。500人のエキストラを使って賑やかなシーンを撮影した。撮影では、呉宇森監督は福山に演技の指導を行い、撮影終了後には、スタッフ全員で冷えたビールを乾杯してお祝いしたという。
広告には、呉宇森の名前や日本語の読み仮名、「ミッション・インポッシブル2」、「レッドクリフ」の代表作2本の名前が字幕で入り、国際的な映画監督としての存在感を示している。
呉宇森監督は「福山さんは歌が上手いだけでなく、演技も深みがあり繊細。CMの中のあらゆる表現がとても的確だった。監督として、このような素晴らしい俳優と仕事ができ、とてもうれしい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年4月23日