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中国初の観音様を描く映画、26日公開 (2)

 ■「不肯去観音」予告編ロングバージョン 「和を以て貴しとなす」

 封切りに先立つ11日、1分間の予告編最終バージョンが公開された。先に公開されていた30秒バージョンの予告編よりもさらに多くの仏教的な要素が加わり、禅の趣にあふれている。観音映画を見るように、菩薩の加持を受けるところから始まり、人々に厳粛で畏敬の念を覚えさせる。また、4つの仏教用語を軸として、その間に映画のハイライトシーンが挟まれる構成は、「和をもって貴しとなす」という理念が表現されている。修行者が互いに仲良く敬いあうべき6つの点「六和敬」(ろくわぎょう)のうち「口和無諍、身和同住」(言葉で示す、心で示す)、「見和同解、戒和同修」(見解を同じくする、戒めを同じくする)、「利和同均、意和同悦」(自利の修行を同じくする、心を同じくすることで喜びを知る)の3つの言葉が全編を通して表現され、善良な心を持ち続ければ、必ず天の加護があるという言葉で締められている。これは、善をもって人に対し、小人は小善を持って益無しとして為さずを中心的な理念を表現している。表面的には玄妙な道理に満ちているように見えるが、実は禅の趣にあふれている。「不肯去観音」の張◆(チャン・シン)監督(◆は品の「口」を「金」に)は、「世の中のすべての出会いは前生から久しく会っていない人との再会を表し、この映画にはこのような多くの仏教理念が取り込まれている。例えば、偶然の巡り合わせや、因果応報、心の中の善、普度衆生(ふどしゅじょう、生命のあるものすべてを救い出す)などは人々に人生の啓示や悟りをもたらしてくれる。予告編は佛教音楽「大悲咒」の音楽が使われており、大海原、蓮の花、観音像などの耽美的な映像が静かで穏やかな感覚を持たらしている。

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