2013年文化産業発展のトップ10ランキングを発表 (2)

　民営文化企業の資金利用効率は国有文化企業を上回る

　同報告によると、中国の文化資本市場(A株)は急激に発展し、国有文化企業が依然として文化市場の主力であるが民営文化企業の資金利用率はより高く、文化資産の質と資産効率の向上が待たれる。業界構造を見ると、新聞出版発行、文化情報伝播が上場文化企業の集中する主な業界で、両者が上場文化企業全体の63%を占める。2009年-2011年の各地の対外文化貿易指数ランキングは安定的で、北京、上海、天津など8地区が引き続き対外文化貿易指数のトップ`10に入っている。

　大都市の文化産業の発展能力向上がカギに

　課題グループによると、多くの都市のランクはバランスがとれているものの、長沙、太原、厦門（アモイ）、青島、南京、寧波、合肥など7都市が5以上のポイント差をつけられている。他の13都市（評価対象都市全体の65％を占める）の差は小さく、これらの都市の文化産業に内在する運営メカニズムが基本的にその文化産業発展の外在的な表れを支え、文化産業の内在的システムと外在的な表れとの発展のバランスがとれ、優れた相互作用を形成していることを示す。しかし中国の大都市の文化産業全体の発展のアンバランスな状況を見ると、大都市の文化産業の発展能力全体を系統的に向上させることが、中国の文化産業の核心競争力を向上させる戦略的なカギとなる。（編集YH）

　「人民網日本語版」2013年8月2日