韓国と日本メディアが「半沢直樹の倍返し」で批判合戦
4日、歴史認識や慰安婦、独島(日本名:竹島)問題で対立する日本と韓国のマスコミが、日本の人気ドラマをめぐり激しい罵り合いを展開している。環球時報が伝えた。
発端は韓国紙・中央日報のコラム「半沢直樹の『倍返しだ!』…今の日本社会を反映?」。堺雅人主演の大ヒットドラマ「半沢直樹」に絡んで今の日本社会を批判したものだ。
コラムでは、「倍返し」とはもともと80年代、「バレンタインデーのお返しは倍返し」といった恋人同士の軽い冗談として使われていたものが、今の日本では「やられたら倍にしてやり返す」といった意味で使われるようになったと紹介した上で、「近頃せっかちで無慈悲になった日本社会の一面を見ているようで、心中穏やかではない」と結んでいる。
これに対し、日本のニュースサイトが、「半沢直樹の『倍返し』にまで難癖つけてきた韓国メディアは正気でない」と反論。最近の韓国メディアは「福島第1原発の汚染水問題の影響で市内のタラ鍋食堂の客足が遠のいた」と報じたり、安倍政権の集団的自衛権の行使容認を目指す動きを批判して「どのような手段を使ってでも、韓半島(朝鮮半島)に介入する根拠を持つという意味にも解釈できる」と報じたりと、めちゃくちゃな日本批判を展開していると指摘した。
日本メディアは韓国側のこうした報道について、韓国社会の異常ぶりを反映した「被害妄想」で、日本に対する偏見に満ちていると分析している。
新華網日本語版より 2013年9月5日