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世界を驚かせてきた中国に変化の風 豪メディア

 オーストラリアン紙は9日、「中国に吹き始めた変化の風」と題する記事を掲載し、「中国という国は、何かにつけ世界を驚かせる。国土の広さだけはなく、どんな大きな事業を行うにしても、必ずがっしりとスクラムを組む上、ある程度の計画性も備えている」と指摘した。環球時報が伝えた。

 記事の要旨は以下の通り。

 数年ぶりに中国を訪れた。中国の変化は、まさに、目を見張るばかりだ。大規模経済が中国にチャンスをもたらし、これらのチャンスのほとんどが、十分に活用されている。軍事専門家は、規模の大きさそのものが、クオリティーのひとつであると言っている。しかし、規模を誇る中国であっても、個々の具体的プロジェクトが軒並み成功するという保証はない。

 今週、中国の高速列車に乗り、上海と蘇州を往復した。両地の駅はいずれも清潔で、良く整備されており、合理的で、列車は時刻通り出発・到着した。しかし、ここにひとつの驚くべき事実がある。上海の人口は2300万人、北京もそれよりやや少ないくらいだ。上海と北京は、経済成長スピードが世界で最も速い2つの都市であるが、経済発展とは裏腹に、高速鉄道は赤字経営が続いている。とはいえ、その事実だけで、「高速鉄道は見かけ倒しで中身が伴わない」と結論づけることはできない。それどころか、高速鉄道は、中国政府の国家建設に向けた努力のひとつの現れであり、世界を敬服させるプロジェクトだといえよう。

 また、数日の中国滞在中に、政府のあらゆる政策論争はいずれも、真剣かつ着実なものであることを実感した。世界中をあっと言わせた経済成長は、成長の減速は始まったとはいえ、今後も少なくとも5年は続くと見込まれる。全国各地の広い範囲で、中国の今後の計画について真剣な論議が進められている。変化の風が吹き始めたようだが、その方向性はまだ定かではない。中国がこの後、大きな試練に直面することについて疑いの余地はない。中国の発展モデルが今のままで突っ走るのか、あるいは新たな発展モデルに転換すべきなのか、新たな状況に対応するためにはいかなる調整が必要なのか、などが問題の焦点となるであろう。

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