2014年5月1日  
 

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韓国沈没事故に見る「自分の命は自分で守る」ことの大切さ (2)

 2014年05月01日10:58
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 死者・行方不明者が1000人を超えた釜石市において、放課後で指示を聞くことができなかった小中学生が、自己の判断に基づいて避難し、一人の犠牲者も出すことがなかったのは、正に「奇跡」だ。これらの生徒は、「セウォル」号沈没事故において、船内放送が聞こえなかったため、自分の判断や直感を頼りに、避難し救出された生徒と似ている。このような自主能力は、命を守るための「本能」だけでなく、「教育」により身に付くものだ。

 従うことしかできない子供が大人になればロボットのようになってしまいかねない。東日本大震災が発生した3月11日午後2時46分、宮城県東松島市のJR仙石線「野蒜(のびる)駅」を出発した上下2本の電車があった。共に一時行方不明と報じられたが、下り電車は丘の上で停止、地元住民のアドバイスに従って乗客は車内にとどまり無事だった。一方、上り電車はJR東日本の内規に従って誘導された指定避難所が津波に襲われ、数人が命を落とした。規定は人が制定しているもので、単にマニュアル通りに物事を進めるやり方では、規定が束縛に変わってしまう。単に従うだけの子供達が大人になれば、内規に従って乗客を誘導した車掌のようになってしまう。(文:田芳。二松學舍大学中国文学科の修士課程を修了。現在は博士課程在学中。1997年より日本に定住し、教育や翻訳など中日文化交流事業にも携わっている。)(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月1日

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