「卒業以来、2年間会っていないクラスメートから、結婚式の招待が届いた。欠席を伝えると、振込先の銀行口座を教えられた。式は欠席してもご祝儀は忘れるなということらしい」。合肥に住む孫さんは、つい最近あったこんな出来事にため息をついた。5月1日からのメーデー休暇には各地で結婚式が行われる。近年、ますますかさむ「ご祝儀代」に閉口している市民は多い。中国青年網が伝えた。
孫さんは2年前に大学を卒業し、そのまま合肥で暮らしている。数日前、卒業後に広州に引越して以来、1度も連絡がなかったクラスメートが突然電話をかけてきて、結婚するので式に来て欲しいという。孫さんが出席できないことを伝えると、そのクラスメートは「じゃあ口座番号をメールで送るから、祝儀はそっちに振り込んで」と言ったという。孫さんは「気分が悪かった。ここまであからさまにご祝儀を要求されたのは初めて」と語る。
ある社会学者は「婚礼でご祝儀を送るのは伝統的な習慣で、もともとは祝福を表す意味が込められていたが、今はその性質が徐々に変わりつつある。みんなが送るので、送らないわけにいかないが、送るのも肩にのしかかる。そのため、祝儀を負担にしてはいけない。元来あった祝福の意味に戻すべき」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年4月28日
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