2013年11月29日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:18:54 Nov 29 2013

日本留学後、内蒙古の砂漠緑化に尽力する李亜芬博士 (3)

■日本人の就労精神を謙虚に学ぶ

 記者:帰国後、どのような仕事に就いたのですか?

 李亜芬:帰国後は、ある大型国有銀行で、金融研究に関する仕事に就きました。最初は、融資管理に関する業務を担当し、一連の資金の流れを理解しました。日本で学んだのは全て机上の理論だったため、この理論を実践面からさらに掘り下げるため、まずは良く知っている企業の融資業務を選び、3年間従事しました。基本的なことを理解した後、経済・金融分野の研究業務に就きました。

 記者:自分の留学生活について、どのように評価しますか?

 李亜芬:留学は、自分自身による体験であり、チャレンジでもあり、各分野での自分の能力を育てることができます。留学は、素晴らしい体験です。専門知識を習得しただけではなく、根気強く努力し、少しもいい加減にしない日本人の精神を学びました。日本では、業界に関わらず、誰もが大変仕事熱心で、自分の任務を全うすることに誇りを持ち、決して手を抜いたりごまかしたりしません。この姿勢には、全く脱帽しました。また、日本人は、海外の良いところを取り入れ、消化・吸収し、次世代に引き継ぐことに長けている民族だと感じました。

 記者:中日両国の相違点と類似点について、あなたの考えを聴かせて下さい。

 李亜芬:国民性という点から見ると、大変大きな違いがあります。日本人は、他人様に迷惑をかけることを良しとせず、他人に迷惑をかけられることも嫌がります。一方、中国人はとても他人に関心があり、他人の役に立ちたいと思っています。しかし、日本人から見ると、自分について関心を持ちすぎではないか、何か下心を持っていないかと誤解される可能性がある。また、日本人は、秩序を大変重んじる民族で、国民の素養は大変高いと思います。公共交通機関を利用する時には、ちゃんと列を作って並び、公共スペースは、常に清潔で秩序が保たれています。これは、大いに学ぶべき価値があります。

■学生がポジティブに人生に挑むよう励ましたい

 記者:日本に留学を予定している中国人学生に、ひとことお願いします。

 李亜芬:留学中は、できるだけ多くの知識を吸収し、日本社会への理解を深めて下さい。また、セルフイメージにできるだけ配慮し、海外では、自分が個人を表しているだけではなく、中国を代表しているつもりで振る舞うこと。このほか、留学生活では、さまざまな予想外のトラブルや挫折に見舞われるでしょうが、どんな事態にぶつかっても、決して望みを失わず、転んだら必ず起き上がって下さい。人は、ポジティブな心さえあれば、どんな事でも乗り越えることができます。 (編集KM)

 (本文章は人民網日本語版の著作権コンテンツです。書面による許諾がない限り、同コンテンツを無断で転載することを禁じます。)

 「人民網日本語版」2013年11月28日

[1] [2] [3]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
関連記事
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古