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オバマ政権2期目スタート 注目される中米関係 (3)

 ■「リバランス」戦略に疑問の声

 第1期オバマ政権はグローバル外交の重点をアジア太平洋にシフトし、「リバランス」戦略を打ち出した。その居丈高なアジア太平洋における軍事戦略の調整に疑問の声が上がると、アジア太平洋戦略とは政治、経済を含む全方位的調整であるとして、軍事的色彩を薄めた。だがすでに多くの人が、米政府が一歩ずつ推し進める「リバランス戦略」が引き起こす事態の推移に懸念を表明している。米ブルッキングス研究所のある学者は先日「オバマ政権のアジア太平洋戦略の最重要目標は、今後5-10年の間、世界経済および米国経済の成長を持続的に助けることのできるアジアの維持であるべきだ。だがオバマ政権の目下の戦略は『安全保障上のまずい結果』を減らすのではなく促すものだ。その最たるものが東中国海の領土紛争だ」と指摘した。

 2期目に入った米大統領が通常最も関心を抱くのは、自分がどのような「歴史遺産」を残せるかだ。オバマ大統領も例外ではない。多様化の進む世界にあって、米国はまた新たな歴史の十字路に立っている。約束とその実現の駆引きの中で、今後4年間米国は茨の道を歩む運命にある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年1月22日

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