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日本が「共通の価値観」を頼りに苦境を脱するのは困難 (2)

 第2に、日本の過去の行為を見ると、その取捨の間に「価値観の共有」による譲れぬ一線などない。明治維新後、日本は脱亜入欧を図り、白人達の中に無理矢理割り込み、鼻さえも取り換えたいと願ったが、自らが最も盲目的に崇拝する米国の真珠湾を攻撃したのは正に日本であり、日本本土を爆撃したのは正に米国人であったのだ。日本人は実は、いわゆる「共通の価値観」による提携が政治屋たちが作り上げた、元来存在しない幻であることをよくわかっている。価値観についての日本の解釈は、自分の利益のために毎日変えることができるのだ。

 第3に、国家間のつきあいにとって永遠のテーマは対等な協力と相互尊重だ。いわゆる「共通の価値観」を用いて徒党を組むのは古臭い時代後れの冷戦思考であり、その背後には往々にして利益上の動機がある。古今東西を通じて、いわゆる「同盟」の類は多くあったが、大多数は当てにならないものだった。文化的背景が似た、または同じ国や民族が友好的につきあえるとは限らない。その反対に文化や価値観の異なる交流や融合は共同成長・進歩の助けとなる。

 釣魚島問題の苦境は日本が一方的につくったものだ。だが日本は歴史の教訓を汲み取らず、今日の過ちも認めず、反対に追い詰められて悪あがきをし、優れてもいない「共通の価値観」カードを切り、苦境を脱することができぬばかりか、反対に国際社会から冷ややかな目差しで嘲笑されている。このカードが使えないのは実は二の次の問題で、より大きな損失は小賢しさを発揮して小細工を弄することを好む日本の持病を人々に再び見せてしまったことだ。この欠点を改めなければ、無益なだけでなく自らを害することになる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年4月10日

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