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中紀委が省級高官3人を調査 「トラを叩く」取り組み強化 (2)

 だが地位が高いほど、その影響は悪質となる。したがって、より厳格に監督し、法にのっとり調査すべきだ。彼らがかつて大きな貢献をしたからといって、寛大な処理をしてはならない。今後一定期間の汚職対策には、難易度の高い行動が確かに求められている。

 習近平総書記は今年1月、「厳格な党内統制のためには、厳罰の手を決して緩めてはならない。『トラ』と『ハエ』を共に叩き続けなければならない」と表明した。王岐山氏も5月17日、中央巡視ワーキングチームに「党中央の『千里眼』としての役割をしっかりと果たし、『トラ』と『ハエ』を見つけ出さなければならない」と指示した。

 「トラ」と「ハエ」を共に叩き続けるとの指示によって、規律検査・監察当局の「積極的に動けない汚職取締り」状態も転換を果たした。「ネットでの汚職告発」は確かに玉石混淆ではあるが、体制外の市民による監督として、近年少なからぬ役割を発揮したのも事実だ。「時計兄貴」こと楊達才、淫らな映像流出事件の雷政富など庁・局級幹部複数が失脚したのは評価に値する典型的ケースだ。

 こうしたケースにおいて、ネットでの汚職告発はもちろん大きな功績を挙げた。だが最終的には規律検査・監察、司法当局の力によって解決されなければならなかった。民衆はネットで告発された汚職に規律検査、監察当局が速やかに反応し、徹底的に調査することを望むと同時に、体制上の強みを活かして、より主導的に出動し、制度的な汚職取締りのパワーをよりはっきりと示すことも望んでいる。

 法治社会なら地位の高さに関係なく違法行為を働いた役人を処罰し、「権力」さらには「地位」特権の幻想を打破すべきだ。民衆が望んでいるのは汚職取締りの取り組みが持続し、政治が明朗であることだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年7月8日

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