中国の脅威をでっち上げるのは安倍氏の政治洗脳術 (2)
今回日本政府が初めてまとめた「国家安全保障戦略」でもう1つ考えさせられるのは、国民に対して「愛国教育」を行い、国民の国家安全保障意識を強化すると強調した点だ。安倍氏は2006年に初めて首相に就任した際、学校で「愛国主義を育む」計画を推進した。安倍氏にとって愛国とは何か?国歌の「君が代」を高らかに歌うことだ。この歌はかつて日本軍国主義の蹄鉄がアジアの大地を蹂躙した際のテーマ曲であり、BGMだった。
今年最初の公務日に、安倍氏は自民党党員を率いて「君が代」を高らかに歌った。安倍氏は日本軍国主義が犯した人道に対する罪を否認するだけでなく、自らの歴史に対する誇りを日本人に抱かせようとしている。安倍氏はいわゆる「愛国主義」を用いて、戦後日本社会に育まれた民主主義精神を一掃し、国家主義意識を再建しようとしている。与党が国会で「暴走」する方法で、国民の知る権利と言論の自由を脅かす「特定秘密保護法案」を強行可決したことも、安倍氏の「愛国主義」の表れだ。
要するにこの2件の「歴史的」文書が露呈したのは、虚構の外来の脅威によって国民意識を改造することで、憲法改正と軍事力強化を推し進め、強権の日本を築くということだ。これが安倍氏の政治的産業チェーンだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月17日