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上海が空気清浄機の性能を調査、シャープやパナが虚偽宣伝

 上海市質量技術監督局(以下、同局)はこのほど、空気清浄機の品質安全リスクに関するモニタリングを実施した。上海の生産・流通領域から20ロットのサンプルを抽出し、上海市地方基準「DB31/622-2012 空気清浄機エネルギー効率限定値およびエネルギー効率等級」に基づき、製品の適用面積・待機電力・エネルギー効率比・エネルギー効率等級について検査した。検査結果によると、シャープ、パナソニック、格力電器などの7ロットの製品は適用面積を表示しておらず、フィリップス、亜都、ダイキンなどの9ロットの実測値は表示されている適用面積を満たさなかった。亜都の1ロットの製品の実測面積は、表示されている面積の半分にも満たなかった。光明網の科技チャンネルが伝えた。

 同局は、「『GB 4706.45-2008 家庭用および類似する用途の電化製品の安全 空気清浄機の特殊要求』、『GB 21551.3-2010 家庭用および類似する用途の電化製品の抗菌・除菌・浄化性能 空気清浄機の特殊要求』、『GB/T 18801-2008 空気清浄機』などの国家基準は、空気清浄機の電力、リーク電流、衛生・安全性、空気清浄量(固体汚染物)、清浄性能(固体汚染物)、騒音などの技術要求を規定しているが、適用面積やエネルギー効率等級などについては強制的な規定が存在しない。一部の企業は基準の不備を利用し、製品の性能を事実通りに宣伝しておらず、消費者の誤解を招いている」と指摘した。

 同局は検査結果に基づき、関連する生産メーカーに対して、品質管理の強化、事実に基づく表記、適用面積の宣伝の規範化、上海市地方基準「DB31/622-2012 空気清浄機エネルギー効率限定値およびエネルギー効率等級」を順守するよう求めた。また消費者に対して、大型売り場・家電販売店・ブランド専売店、主流ECサイトなどの正規ルートからの購入を促した。購入の際には、販売者に対してCMA認証を持つ第3者の検査報告の提供を求め、適用面積やCADR(クリーンエア供給率の国際基準)を調べるべきだ。適用面積を表示していない空気清浄機については、製品のCADRに基づき計算が可能だ(適用面積=CADR×0.1)。

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