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中国は一貫して国連分担金の納付義務を真摯に履行

 外交部(外務省)の華春瑩報道官は27日の定例記者会見で、中国は一貫して国連分担金の納付義務を真摯に履行しており、引き続き相応の国際的責任を引き受けていくと表明した。

 記者:国連総会第5委員会はこのほど中国の国連予算分担率を3.2%から5.15%に引き上げ、中国は分担率が6番目に高い国となった。これは中国の経済力と国際的地位の上昇を反映するものだが、中国や他の新興国の分担額は世界経済に占めるその割合と比べて依然不釣り合いだとの指摘がある。これについてコメントは。

 華春瑩報道官は「中国は一貫して国連分担金の納付義務を真摯に履行し、国際問題において国連が中心的役割を発揮することを支持している。このほど国連加盟国は広範な協議を通じて、支払い能力の原則に基づき、2013-15年の国連分担金の比率・額について合意した。これにより中国の分担金がいくらか増えたことは、責任ある大国としての中国の役割の具体化だ。今後われわれはたゆまぬ発展に伴い、引き続き相応の国際的責任を引き受け、国連の世界平和維持と発展の事業にしかるべき貢献をしていく」と述べた。

 そして華春瑩氏は「中国は依然として発展途上国だ。2010年時点で中国はまだ国連の貧困基準で1億5000万人の貧困層を抱える。小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成という奮闘目標を実現するには、まだ少なからぬ困難と試練に直面する」と指摘した。

 さらに華春瑩氏は「国際社会と国際世論の中国の発展に関心を寄せる友人たちに、より客観的、全面的に中国を認識するよう提案する。国内総生産(GDP)という指標のみで中国の引き受けるべき国際的義務を誇張するのは一面的だ」と表明した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月28日

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