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2013年の世界経済、成長率が3.5%に=中国社会科学院

 社会科学文献出版社が出版する「2013年世界経済情勢の分析・予測」(世界経済白書)が、24日に北京で発表された。中国社会科学院世界経済・政治研究所の専門家は、2013年の世界経済の成長率は2012年と比べ大きく変動することはなく、購買力平価(PPP)で計算した成長率は3.5%になると予想した。新華網が伝えた。

 同白書はこの予想について、「現在の世界経済の基本情勢・発展すう勢が示すさまざまな兆し、2012年の世界経済の全体運行の記述・分析に基づくものだ」とした。

 同白書は、2012年は世界の経済成長が全体的に鈍化した一年で、回復が依然として遅れており、経済成長率が低迷したと指摘した。2013年の世界経済については、米国の「財政の崖」、欧州債務危機の長期化、世界的な流動性の過剰、貿易保護主義、地域安全等の要素に注目する必要がある。世界経済は引き続き、中・低速の成長になるだろうとした。

 同白書は、過去1年間、先進国の中で経済成長の二極化が生じたと指摘した。日米経済は低成長となったが、ユーロ圏を始めとする多くの先進国の成長状況は、人々の懸念を引き起こしている。欧州経済が急激に低迷したが、その根本的な原因は、不確定要素に満ちた市場環境だ。世界的な需要の疲弊や債務危機が消費者・経営者の自信を損ね、金融市場の不景気を引き起こした。また主要国の財政引き締めにより、内部の需要減、一部の国家の政局不安定等が生じた。欧州経済の低迷は、世界経済の成長にマイナス影響を及ぼす。さらに欧州経済の低迷リスクが世界中に拡散されており、その他の経済国の景気回復の悪材料になっている。

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