習近平主席がデンプシー米統合参謀本部議長と会見
--中国は中米両軍関係の発展を強く重視【中日対訳】習近平国家主席は23日、デンプシー米統合参謀本部議長と会見した。 |
習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は23日午前、デンプシー米統合参謀本部議長一行と人民大会堂で会見した。
デンプシー議長は冒頭、米国の政府と国民を代表して、四川省蘆山県で発生した大地震について心からのお見舞いの意を表明。震災との戦いと被災者救援における中国人民解放軍の迅速かつ効果的な対応を高く評価した。
習主席は中国政府・国民への米政府のお見舞いの意と支持に感謝。「中国には自然災害に打ち勝つ能力と自信がある」と述べた。
習主席は「現在中米関係はこれまでの事業を受け継ぎ将来の発展に道を開く重要な時期にある。少し前に私とオバマ大統領は電話会談で、共に中米協力パートナーシップの構築に尽力し、新しいタイプの大国間関係の構築を模索することを再確認し、両国関係の戦略的位置づけと発展の方向を確認した。米側と共に戦略的、長期的視点から両国関係を把握し、協力パートナーシップの戦略的中身をたゆまず拡充し、対等・相互信頼、包容・相互参考、協力・ウィンウィンの新しいタイプの大国間関係の道を歩みたい」と指摘した。
また「中米両軍関係は両国の協力パートナーシップの重要な構成要素だ。両軍関係の健全で安定した発展の維持は、戦略的相互信頼の強化にプラスであり、リスクの防止と危機の管理・コントロールにもプラスだ」と強調。「中国は中米両軍関係の発展を強く重視している。上層部相互訪問、協議・対話、演習などの分野での両軍の交流・協力は過去1年余りで積極的な進展を遂げた。米側と共に努力して、軍事面の相互信頼を強化し、交流・協力分野を開拓し、新しいタイプの軍事関係の構築を積極的に推し進めたい」と述べた。
デンプシー議長は会見に感謝し、オバマ大統領とバイデン副大統領からの挨拶を伝えた。また「今回の訪問は両国元首間の合意を実行に移す重要な一環であり、両軍首脳は胸襟を開いて対話し、率直で誠意ある、踏み込んだ意志疎通を行った。会談は成果に富むものだった」「中国側と共に努力して相互信頼を強化し、障害を克服し、両国元首の導く方向に沿って両国・両軍関係の深化に努力したい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月24日