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外交部:日本が対話のスローガン叫んでも問題解決できない

 外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日、日本側の中国関連発言について「現在の中日関係の深刻な困難は日本側が一方的にもたらしたものであり、日本側はいたずらに対話のスローガンを叫ぶのではなく、両国関係の発展に影響を与える障害を取り除くために確かな努力をすべきだ」と述べた。

 記者:近頃日本側は「日中双方は対話を行なうべきだ。首脳対話に前提条件を設けるべきではない。日本側は対話のドアをいつもオープンにしている。双方は戦略的互恵関係の原点に戻り、個別の問題のために両国関係が停滞することを防ぐべきだ」と繰り返し主張している。これについて中国側のコメントは。

 華報道官:現在の中日関係の深刻な困難は日本側が一方的にもたらしたものだ。日本側は過ちを正し、両国関係の発展に影響を与える障害を取り除くために確かな努力をすべきだ。いたずらに対話のスローガンを叫んでも問題の解決にはならない。

 釣魚島(日本名・尖閣諸島)の主権を守るという中国側の立場は揺るぎないものだ。中国側は同時に、対話による問題の解決を一貫して主張し、そのために積極的な努力をしてきた。現在の問題は日本側が口先では利いた風な事を言いながら、強硬で挑発的な行動が絶えず、対話の誠意がみじんもないことだ。日本側は態度を正し、言動を一致させ、対話に必要な環境と雰囲気をつくるべきだ。

 対話の目的は問題を解決することであり、問題を解決するにはまず問題を直視し、向き合わなければならない。最低限の外交常識として、もし上層部の対話を行なうのなら、なおさらに双方が事前に十分な準備を仕上げる必要がある。だが日本側は釣魚島問題を力の限り避け続け、問題の存在自体すら認めようとせず、中国側と真剣で具体的な対話を行なおうとしない。日本側は歴史と現実を直視し、誠意を示し、対話による問題解決のために努力を払うべきだ。

 中日戦略的互恵関係の基礎は両国間の4つの政治文書の定める各原則だ。双方はこれを基礎に、「歴史を鑑として、未来に向かう」精神に基づき、両国関係の発展に影響を与える問題を適切に処理し、各分野の交流や協力を強化し、中日関係の健全で安定した発展を促すべきだ。日本側は中日戦略的互恵関係の含みと精神を正しく理解すべきだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年8月2日

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