北京市人民代表大会常務委員会会議が初のネット生中継

　第14期北京市人民代表大会常務委員会第6回会議は27日午前、都市計画管理の強化と交通渋滞の緩和策に関する議案について市政府から処理状況の報告を受けるほか、市人民代表大会都市建設環境保護委員会から意見や提言を聴取し、審議する。会議の様子は初めてネット生中継される。北京日報が伝えた。

　交通は一人一人の直接的利益に関わり、首都の発展に直面する差し迫った難題の1つでもあり、社会的関心が極めて高い。このため市人民代表大会主任会議は今週金曜日午前9時より、常務委員会全体会議の形で交通議案の処理状況について報告を受け、審議するとともに、千竜新聞網と北京市人民代表大会常務委員会ポータルサイト（www.bjrd.gov.cn）を通じてネット生中継することを決定した。

　市人民代表大会常務委員会報道官は「近年、常務委員会は通常全体会議で『一府二院』報告を受けた後、委員、代表のグループ別審議を行っている。これにより委員、代表は審議意見を存分に発表することができる。だがグループ別審議の出席者は通常地位が低く、委員、代表は市指導部との直接の関わりや意思疎通を欠いている。全体会議で審議することで、この問題を効果的に回避できる。また、ネット生中継は交通問題の研究と解決に市民がより広範に参画する助けとなり、委員、代表の職責履行状況を大衆が監督する助けともなる。これはまた、法にのっとり民意を募り、秩序をもって政策決定に反映するという人民代表大会の制度的優位性の具体化だ」と説明した。

　また、従来の予約による会議傍聴も継続。会議傍聴を希望する市民は23-24日（午前9時-11時半、午後2時-6時）に（010）65291818に電話して予約の上、会議開始30分前に建国門南大街6号の市人民代表大会常務委員会弁公庁で身分証明書を提示して傍聴証を受け取り、傍聴することができる。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年9月24日