中国は至る所に激しい競争 独誌 (2)
中国で、私たち学生と教師の関係は非常に良かった。最近、カンフーの先生と一緒に雪合戦を楽しんだ。その男の先生は、背が高く堂々とした体格だったが、我々の投げた雪の球が命中すると、女の子のように甲高い叫び声を上げながら、走って逃げた。学校で学生全員が行う朝練は、校庭をランニングするのではなく、「江南スタイル」だ。指導員が朝礼台の上に立ち、4千人以上の学生と一緒をリードして「江南スタイル」のダンスを踊る。
学校では午前7時に授業が始まるが、学生は6時45分までに所定の座席につき、自習している。私たち交換留学生は、毎晩少なくとも4時間は自習する。このほか、中国のカンフーや音楽、書道など文化を学ぶ講座もある。以前、あるクラスメートの女性が、強い腹痛に襲われたことがあった。私は彼女に、寮の部屋に戻って少し横になるようすすめた。しかし、私の提言を彼女は聞き入れなかった。「授業を受けないと、落第してしまう」というのが彼女の言い分だった。彼女はクラスで3番目の成績だった。クラス全員の成績順位が壁に張り出されるから、そのことは誰でも知っている。先生は、学生のモチベーションを高めるチャンスならば、どんなものでも決して見逃さない。中国では至る所に「激しい競争」がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月22日