中国人の15.4% 3カ月内の自動車購入に意欲的
3カ月内に車を購入する予定はありますか--中央銀行調査統計司が12月17日に発表した「2012年第4四半期預金者アンケート調査報告書」によると、回答者の15.4%が3カ月内に車を購入する予定と回答し、1999年の調査開始以来の最高値をつけた。あるネットユーザーは、「これは国内自動車市場の調整が終わり、高度発展に戻ることを意味するのでは?」と指摘した。関係者は、「2年間の低成長、買い替え需要の増加、新規購入者の変動性の開放により、来年の自動車市場は幸先良いスタートを切るだろう」と分析した。南方日報が伝えた。
◆15%が3カ月内の購入を検討
同報告書は、中国人民銀行(中央銀行)が全国50都市の2万人の都市部預金者を対象にアンケート調査を実施し、まとめたものだ。同報告書によると、現在の物価・金利・所得水準を受け、回答者の19.4%は「消費を増やす」、33.5%は「投資を増やす」、47.1%は「貯蓄を増やす」と回答した。
年初と比べ、人々の消費意欲は1.9ポイント増、投資(株・ファンド・債券等)意欲は2.1ポイント減、貯蓄意欲は横ばいとなった。住民が好む投資手段は、「ファンド、金融商品」(22.9%)、「不動産投資」(18.9%)、「債券購入」(17.5%)の順となった。住民の消費意欲は全面的に高まっており、3カ月内の自動車購入意欲は15.4%に達し、1999年の調査開始以来の最高値となった。
同報告書の結果は、11月の販売データと合致する。中国自動車工業協会が発表した統計データによると、中国国内の自動車販売台数は11月に大幅に回復した。生産台数は前月比11%増・前年同月比3.9%増の176万1400台に、販売台数は前月比11.5%増・前年同月比8.2%増の179万1000台に達した。このうち乗用車の生産台数は前月比11.9%増・前年同月比4.2%増の143万2000台、販売台数は前月比12.5%増・前年同月比8.8%増の146万1300台に達した。