北京のナンバープレート抽選、12月の競争率は72倍
北京で26日、今年最後となるナンバープレート抽選が実施された。133万8451人の申請者の中から1万8784人が当選した。当選確率は72分の1と、過去最低を記録した。北京日報が報じた。
当選しても期限までに車を購入しない当選無効分の繰り越し制度の実施により、今年の北京のナンバープレート発給数は、前年比1万6759枚増の23万8369枚。昨年8月に当選無効分の繰り越し制度がスタートしたため、月別に定められている当選枠が拡大された。統計データによると、2011年1月から2012年5月までの当選無効分は累計3万7579枚、毎月増加傾向にあった。しかし、昨年下半期以降、当選無効分は減る一方で、最新分の当選無効数はわずか1184枚と、過去2年来の最低となった。
交通関連専門家は、「ナンバープレート抽選制が始まった当初は、周りに流されて軽い気持ちで申請し、当選しても権利を放棄する人が多かったが、昨年上半期からは次第に減ってきた」と指摘した。北京では今年1月から、「継続申請確認制度」が実施されている。申請者が3カ月連続して落選し、その後も申請する意思がある場合、「継続申請確認」を届ける必要がある。1回の届け出によって、その後3回の抽選に参加できる。この制度が始まったことで、今年4月には、約30万人の申請者が振るい落とされた。
市交通委員会によると、北京のナンバープレート抽選制は、当面継続されるが、微調整は必要に応じ実施されるという。2013年の具体的方法や発給枚数については、現在詰めの段階にあり、時機を見計らい公表される予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月27日