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中国の学者「中国人は『羊の子孫』」と主張

 中国でも近年、クリスマスが盛大に祝われるようになっている。西洋文化の代表とも言えるクリスマスだが、ある学者の長年の研究によると、中国の文化とも接点があるかもしれない。「新華網」が報じた。

 中国共産党江蘇省南通市委員会党校の図書館館長を務める黄楊・教授は、「中華民族は『龍の子孫』と言われるが、『羊の子孫』とも言える」という新たな主張を提出している。

 黄教授によると、中華民族の祖先とされている四川省一体に住む少数民族羌(チャン)族に関する記載は、古く殷代(紀元前17世紀頃-紀元前1046年)の甲骨文字の中に見られる。甲骨文字では、「羊」と「羌」は同義語で、チャン族は「羊族」とも言われ、そのトーテムの中にも羊がある。

 さらに、古代中国の「羊」と関係する文献・資料を見てみると、「羊」という文字には豊富で非常に深い文化的意味が付与されていることが分かる。例えば、「美学」の「美」、「吉祥」の「祥」、「榜様(模範の意)」の「様」、「善良」の「善」、「義」などすべてに「羊」という字が含まれている。「義、善、美、吉祥、模範」などの象徴として、文字文化に烙印を押しているのだ。

 黄教授は、「これらの文字は、中国人の哲学において、非常に奥深い意義がある」とし、「義」の中の「羊」は崇高であることを、「善」の中の「羊」は「道?」を、「美」の中の「羊」は「美」を、「様」の中の「羊」は「模範」を、「祥」の中の「羊」は「吉祥」を象徴していると指摘する。

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