商務部:「中国式『宴会での食べ残し』は改めるべき」 (2)
ネットユーザー:「旧正月は『料理食べ尽くし族・残飯持ち帰り族』になろう」 「各級の観光行政管理部門は、観光業界に対する指導ならびに管理監督業務を徹底強化し、観光業界協会の自律的役割を十分に発揮すべきだ。観光ホテルは、節約励行・高品質サービスの模範となり、健全な規則制度を確立し、企業としての社会的責任を推し進め、文明的な消費意識を持つよう消費者をリードする責任がある。また、『舌の上の浪費』と断固闘うと同時に、『舌の上の健康』に貢献するよう努めなければならない。」
中国ではこれまで、大量に飲み食いする派手な食事が、多くの中国人にとって、「メンツや体裁を重んじる」「招待客を熱心にもてなす」ための食事方式となっていた。食事が終わった後、食卓にはコップやお皿が乱雑に散らばり、テーブル一杯に広げられた各大皿には大量の料理が残っている光景は、中国人にとっては全く見慣れた「宴会での食べ残し」だ。今、国内の各地で「お皿の料理を食べつくそう」運動が起こり始め、多くのネットユーザーは、今年の春節(旧正月)は、「光盤族(料理食べつくし族)」「打包族(残った料理持ち帰り族)」となり、料理を残すことに断固「ノー」と言おうとネット上で呼びかけている。
最新統計データによると、中国では穀物換算で年間約500億キログラムの飲食物が浪費されている。この数字は、全国の穀物総生産量の10分の1に近い。控えめに見積もっても、1年間に約2億人分の食糧が捨てられている計算になる。中国共産党中央委員会が業務態度向上を目的として設けた「8項規定」が今年に入り徹底実施されるに伴い、「勤勉節約を励行し、贅沢浪費に反対する」が、中国社会での共通の合言葉となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月29日