新疆国際バザール
新疆国際バザールは、中国新疆維吾爾(ウイグル)に2003年6月26日落成した世界最大規模の市場。バザールはウイグル語で市や農産物取引市場を意味する。イスラム文化や建築、民族商業・貿易、娯楽、レストランなどがすべてここに集まっており、新疆の観光商品の集散地および展示センター。
建物はイスラム風で、敷地面積は3万9888平方メートル、建築面積は10万平方メートルにも及ぶ。また、活況を見せる新疆商業および観光地の象徴であると同時に、少数民族の街・ウルムチの景観を彩る建築物でもあり、2004年にウルムチ市の「10大建築」に選ばれた。
中国と西洋を結ぶシルクロードの中間地点に位置する新疆の各民族、特にウイグル族は商業を重んじる伝統があり、新疆のいたるところ、特にウイグル族が住む南部地域では、すべての村や交差点でバザールが開かれている。