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戦闘機「殲15」の総指揮官・羅陽氏が死去

 中国航空工業集団公司(中航工業)によると、中国初の空母「遼寧艦」に積載される戦闘機「殲15」の離着陸訓練で総指揮にあたっていた中航工業瀋飛集団董事長兼総経理の羅陽氏が25日、大連で勤務中に急性心筋梗塞で倒れ、心肺停止状態に陥り、救命措置の甲斐なく同日午後0時48分(日本時間同1時48分)に死亡した。享年51歳だった。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

 羅氏が所属する瀋飛集団は、国内でも重要な戦闘機開発生産基地で、「中国戦闘機の揺りかご」と高く評価される。羅氏自身も航空機設計の専門家であり、政府からの特別補助金を受けて研究開発に携わり、幾度となく功労賞を受賞した。瀋飛集団の公式サイトは、喪に服しモノカラーに替わっている。

 国営テレビ局・中国中央電視台(CCTV)の報道によると、空母「遼寧艦」は25日午前9時に寄港した。体調がすぐれなかった羅氏は周囲の人に支えられて車に乗り込んだが、走行中に心筋梗塞が起こり、病院に緊急搬送された後、死亡した。氏の遺体はすでに瀋陽に帰ってきたという。(編集KM)

 「人民網日本語版」2012年11月26日


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