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中国2012年映画興行収入、国産が初めて輸入下回る (2)

 <背景>

 ■米中映画合意

 2012年2月18日、中米両国の間で、映画に関するWTO紛争・解決に向けた合意が成立した。合意によると、これまで年間20本までと制限されていた輸入映画の本数が、14本(米国3D映画)新たに追加され、計34本まで増えた。また、海外製作会社の興行収入の取り分についても、従来の17.5%から25%に引き上げられた。輸入映画の数量が大幅に増えたことで、国産映画の興行収入に大きなダメージがもたらされた。

 <課題>

 ■上映期間の調整・完備が必要

 2012年は、中国映画産業化改革の10年目に当たる年だった。2002年には9億2千万元(約130億2400万円)だった興行収入は、10年で18.5倍となり、中国は世界第3位の映画生産国かつ第2位の映画市場に発展した。だが童局長は「中国映画には、各ジャンルの映画の開発や多様性の構築の面で、まだまだ発展の余地があり、国有映画会社は、市場競争で弱い立場にある。また、国産映画の産業分布上のアンバランス問題や市場での上映期間に関する秩序の問題などは、今後も解決に向けて努力しなければならない」と指摘した。

 ■国産映画の海外興行収入、毎年少しずつ減少

 2012年の中国国産映画の海外市場での興行収入は10億6300万元(約150億4800万円)と、決して好調とはいえない数字だった。2011年は20億4600万元(約289億6400万円)、2010年は35億1700万元(約497億8800万円)だった。この情勢について、童局長は「中国映画の海外進出計画を全面的に推し進め、映画の海外合作を積極的に展開し、海外合作映画製作に対する支援強化に努める必要がある。また、国際的に通用する潜在力を備えた優秀国産作品に対して重点支持・支援を実施し、中国映画が世界に及ぼす文化的影響力をさらに高めなければならない」とコメントした。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年1月10日

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