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中国人道路作業員3人、スーダン・ダルフールで拉致

 駐スーダン中国大使館とスーダン現地メディアの報道によると、中国保利集団と中鉄十八局が建設を請け負っているスーダン西部ダルフール地方の「西部道路救済プロジェクト」の現場で現地時間12日午後、中国人作業員3人とスーダン人作業員・技師11人が、待ち伏せしていた武装グループの襲撃に遭い、連れ去られた。この事件で、スーダン人のガードマン1人が犠牲となり、工事用大型輸送車1台、他の自動車2台、各車両の物資が盗まれた。また事件当日、プロジェクトの中国人技師1人とスーダン側の管理監督担当者は、用務で外出中に行方不明となった。これら2つの事件で行方不明となった人々の行方はいまだ分からず、事件を起こした組織・個人の犯行声明も発表されていない。人民網が報じた。

 駐スーダン中国大使館の羅小光大使は記者取材に対し、「大使館は、襲撃事件の第一報を受けた後、直ちに緊急対策措置を発動した。外交部、道橋部、国家情報安全総局などスーダン政府の関連部門に連絡を取り、行方不明となっている中国人の行方や安全面での状況および武装勢力の犯行の動機や要求を明らかにするよう、スーダン側に要求した。特に、連れ去られた中国人の安全確保を最優先させ、彼らを一刻も早く無事救出するよう全力を尽くすよう強く求めた。また、ダルフール『西部道路救済プロジェクト』の工事現場とスーダン各地にある中国企業プロジェクトの安全・保安業務をさらに強化することも、スーダン側に求めた」と話した。

 ダルフール地方の治安は、ここ数カ月ますます悪化している。反政府武装勢力が政府軍兵舎の設営地や住民居住区を何度も攻撃し、市民の財産を平気で略奪し、罪なき人々を殺戮する例は、枚挙にいとまがない。ダルフールに駐在している国連アフリカ連合平和維持軍パトロール隊も、幾度となく武装勢力の攻撃に遭い、十数人のアフリカ人隊員が犠牲となった。今月5日、ダルフールのニヤラとエル・ファーシルの両地区では、武力勢力間の衝突が発生した。牧場や家畜の奪い合いが起き、数日にわたり流血衝突が続き、数十人が死亡、数百人が負傷した。政府はただちにこの紛争に関与、仲裁に乗り出した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年1月14日

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