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香港のコメディー王が政協委員に当選 ネットユーザー「大丈夫?」

「広州殺人事件」(1994年)のシーン



 広東省人民政治協商会議第11回委員会の委員978人が14日、発表。香港のコメディー俳優兼映画監督チャウ・シンチー(周星馳)ら有名人の名前も多数あった。一方、チャウ・シンチーの当選に対して、ネットユーザーの反応は冷たく、チャウ・シンチーが主演・監督を務めた007のパロディー映画「0061/北京より愛をこめて!?」(1994年、原題:國産凌凌漆)中の名セリフ「ようやく政府から指令が届いた」を引用して皮肉っている。中国国営の中央テレビCCTVが報じた。

 チャウ・シンチーの当選に関しては、多くの人が首をかしげる一方、「人生はドラマのよう」と肯定的な声を上げる人もいる。さらに、「チャウ・シンチー、本当に政協委員なんてできるの?」と率直な意見をぶつけたり、チャウ・シンチーの作品の1シーンを利用して揶揄(やゆ)したりするネットユーザーもいる。

 また、「知名度の高さを活用して政治に参加して意見を発するのはいいこと」という声があるのに対し、「政協委員は政治に関する意見を述べたりしなければならないのに大丈夫?」と懸念し、「いるだけの委員?それとも案を出してそれで終わり?」とするネットユーザーもいる。これらの疑問に関して、ネットユーザーらがチャウ・シンチーの作品「広州殺人事件」(1994年、原題:九品芝麻官)から答えを見つけている。同映画の中で、チャウ・シンチー自ら演じた主人公の包竜星は次のように語っている。「子供のころ、いい政治家になりたいとお願いごとをした。でも大人になって、それは簡単でないことが分かった……」。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年1月17日

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