ネットユーザーの7割「2013年祝祭日休暇日程に不満」 中国
中国全国假日旅遊部際協調会議弁公室(全国暇日弁)がこのほど発表した2013年祝祭日休暇日程について、上海の大学に通う大学院生の張晨露さんは若干困惑している。2013年元旦に結婚予定の友人が、12月30日、31日、1月1日の3日間が法定休日になると思い、結婚式を12月31日に行うことに決めたという。張さんもこれに合わせ、早めに航空券の手配を済ませた。しかし、実際にはこの3日間は休みにならなかった。「発表された休暇を見て慌てました。全ての計画が水の泡です。すぐに有給休暇を申請するしかありません。申請が却下された場合は、結婚式に出席することをあきらめることも覚悟しました」と張さんは語った。中国青年報が報じた。
今回の元旦休暇は多くの人の旅行計画を狂わせただけではない。その休暇日程を良く見ると、2013年の休日計29日のうち、「正真正銘の休日」はわずか11日のみ、残りの18日はすべて、「週末の振替出勤」を伴う「ニセ休日」である事実に気づいたネットユーザーは少なくない。彼らは口ぐちに、「法定休日が少なすぎる。これでは十分に休養できない」と愚痴をこぼしている。
中国青年報はこのほど、2068人を対象に、「どのような休暇日程なら、より幸せか」をテーマとしたアンケート調査を実施した。この結果、回答者の73.4%は「2013年祝祭日休暇日程に不満」と答え、92.5%が「自分にとって、現在の休日数は少なすぎる」と感じていることが判明した。
■「週末の振替出勤によって連休前後の疲労度が高まる」:60.5%
回答者の73.4%が「2013年祝祭日休暇日程に不満」と答えた原因は、順次「連休期間と労働日のバランスが悪い(63.1%)」「休日の年間総日数が少ない(54.7%)」「連休期間が短い(40.0%)」「連休の調整を自主的に行うことが不可能(43.1%)」だった。