ミニブログ利用者数が3億人突破 ネットユーザーの過半数に
中国インターネット情報センター(CNNIC)は15日、「第31回中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。同報告書によると、中国のミニブログ利用者数は2012年12月末時点で3億900万人に達し、2011年末より5873万人増加した(23.5%増)。ネットユーザー全体に占めるミニブログ利用者の比率は、前年末より6ポイント上昇し、54.7%に達した。中国新聞網が伝えた。
同報告書によると、2011年の高度発展を経て、ミニブログはすでに中国人ネットユーザーの使用する主流アプリとなった。膨大な利用者数は、ミニブログのネット輿論伝播センターとしての地位を固めた。ミニブログは社会世論の生産・伝播のメカニズムを形成しており、一般ユーザー・オピニオンリーダー・伝統メディアのいずれにせよ、ニュースを取得・伝播し、意見を発表し世論を作る手段として、ミニブログを選択するようになった。この要素により、ミニブログの個人ユーザー数は2012年も、比較的高い増加率を維持した。
注目すべきは単純なユーザー数の増加よりも、ユーザーの行為の変化だ。2012年下半期、パソコンによるミニブログ利用者の意欲が停滞・低下した。CNNICのデータによると、2012年下半期のミニブログ1日平均カバー人数は月を追うごとに減少し、ピーク期の7月の1億1200万人から12月の8700万人に落ち込んだ。1日平均のアクセス時間も、ピーク期の7月の1172万時間から12月の778万時間に減少した。これはユーザーのミニブログに対する新鮮な感覚が薄れ、ミニブログに対する依存度が低下したためだ。また多くのユーザーがミニブログの閲覧・投稿をモバイル端末によって行うようになったことも、原因の一つだ。2012年末の時点で、携帯電話によるミニブログ利用者は2億200万人に達した。つまり全体の65.6%が携帯電話によりミニグログを利用したことになる。ユーザー行為のモバイル化を受け、ミニブログはモバイルネットワーク時代に最も発展の潜在力を持つ商品の一つとなった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月16日