有害濃霧で春節中の花火・爆竹禁止が議論に
北京では最近、有害物質を含んだ濃霧が断続的に続き、消え去る気配がない。もうすぐ「春節」(旧正月、今年は2月10日)を迎えるが、有害濃霧と重なった場合、花火や爆竹は止めるべきなのだろうか?環境専門家は昨年の春節は花火や爆竹のために深刻な汚染が起きたことから、参考となる「花火打ち上げ指数」を発表することを提言している。複数のポータルサイトで29日、春節の爆竹に関する議論が始まり、春節中に花火の打ち上げを減らすか禁止することに多くのネットユーザーが賛成している。京華時報が伝えた。
■環境専門家の提言
「指数」に従い爆竹を鳴らし、高汚染の大型花火の打ち上げは厳しく規制
環境専門家は花火の打ち上げについて、確かに汚染を規制する必要があるが、完全に禁止するのは良い選択ではないと指摘する。
「『花火打ち上げ指数』のようなサービスを提供することを提案する」。専門家の説明によると、例えば大気の拡散条件が良好な場合は「花火打ち上げ指数」を少し高める。一昨年の春節では拡散条件が非常に良く、こうした場合、どんなに打ち上げても汚染物質が高濃度まで蓄積されることはない。昨年のように拡散条件が良くない場合は、「花火打ち上げ指数」を下げるべきだ。現在のような汚染状況の場合は「花火打ち上げ指数」を大幅に下げるべきで、子どもたちが小型花火・爆竹で少し遊ぶことのみを許可し、大型花火の打ち上げは断じて認めない。