鉄道部、Uターンラッシュ期「農民工・学生専用列車」を運行
【中日対訳】 農民工(農村から都市に出て働く臨時就労者)と学生は、「春運」(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュ。今年は1月26日から3月6日の40日間)輸送体制における重点保障対象だ。中国鉄道部は、彼らのUターンラッシュに備え、臨時専用列車を運行する。人民日報が伝えた。
鉄道部(鉄道省)のチケット販売方針によると、一般予約開始に先立ち、春節後の2月3日から2月28日乗車分の「農民工団体復路チケット」を、駅窓口で優先販売する。全国172駅では、農民工団体往復チケット専用窓口が設けられた。鉄道部は今年、学生チケットは乗車日に関係なく一斉予約受付を行っており、学生は、3月4日乗車分までの復路切符を予約することができる。
鉄道部門は、「農民工と学生は、復路チケットを確実に手に入れるため、今回の特別優遇措置を十分に活用し、一般予約開始前にチケットの手配を済ませるように」と呼びかけている。
全国の農民工が最も集中している地域で列車を運行する広州鉄道集団公司(広鉄集団)は、農民工の復路チケット購入ルートを積極的に拡大した。同社は今年、鉄道チケット予約ホットライン「12306」に、新たに「復路チケット予約」機能を増設した。個人で復路チケット購入を希望する農民工は、1月20日から2月8日までの期間、「12306」で予約を済ませれば、湖南省・広東省北部の26駅から広東に戻る列車の復路チケットを、広東で事前購入することができる。
また、広鉄集団は、広東で復路チケットを購入し損ねた農民工のために、彼らの主要帰省先である湖南省・広東省北部の26駅に臨時チケット販売窓口を開設した。1月26日から2月8日までの間に、これら26駅に到着した農民工は、往路チケットと有効な身分証明証を提示すれば、広州・華東方向行き臨時列車普通席チケット(2月13日-28日乗車分)を1人1枚に限り購入することができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年2月1日