日本で手相整形が人気 女性は結婚線、男性は財運線
手相占いは、手のひらのしわから未来を占う、古くから伝わる手法だ。日本では手相占いが広く普及しており、占い師は客の手のひらを観察するだけで未来に何が起きるかを読み解くことができる。最近、生まれ持った手相に満足できない人のために、運命を自ら「切り開く」ための新しい方法が誕生した。整形手術で手相を変えるという方法だ。英国メディアの報道を引用し、新華網が伝えた。
湘南美容外科クリニックでは手相整形を行っている。2011年1月から今年5月までに計37回の施術を行っており、最近では需要が高すぎて広告を控えているほどだという。
20件近く執刀してきたという松岡医師は、「レーザーや普通のメスで手相を刻むとすぐに癒合してしまい、はっきりとした跡がつかないため、電気メスを使う必要がある。しかも、手相の線はまっすぐではないので、故意に曲げなければならない。手術は難しくないが、正しい方法で行う必要がある」と述べた。
患者は手術前にどの線を変えたいかを医師に伝え、1回の手術で5本から10本の線を治すことができる。手術は10分から15分で終了し、新たな線ができるまで約1カ月かかるという。
同クリニックを訪れる人の多くは占い好きの30代男女で、男性は財運線や成功線を、女性は愛情線・結婚線を伸ばしたがる人が多いという。結婚線が無い女性は、これが相手が見つからない原因だと考えている。また、結婚線がすでにあるが、早く出現しすぎて機会を逃したため、もう1本増やしたいという女性もいる。
この手術は本当に役に立つのだろうか?松岡医師は、「結婚線を刻んだ後すぐに結婚できたと手紙をよこした女性もいるし、財運線を伸ばした後、宝くじに当たった人も2人いる」と語る。
松岡医師は「この手術が一体どれほどの効果があるかははっきりわからないが、プラセボ効果はある。自分は運がいいと信じれば、本当に運が良くなるものだ。手相は皮膚のしわであり、しわは時と共に変化する。手の使い方が変わるだけで手相が変わることだってある」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月18日