北京地下鉄、通路が混雑すると警報が鳴るシステム導入
朝や夕方の通勤ラッシュ時間帯、地下鉄の駅では、通路が利用者でごった返すという光景も珍しくない。では地下鉄のスタッフは混雑している場所をどのように特定し、対応措置を講じればよいのだろう。北京地下鉄運営公司は29日、地下鉄駅の通路内に、撮影範囲内にいる人の密度が一定のレベルに達すると自動で警報が鳴る監視カメラを設置していることを明らかにした。京華時報が報じた。
同公司によると、このような監視カメラは地下鉄駅の通路、特に利用者の多い乗り換え駅の通路内に設置されている。同カメラは、監視システム内に組み込まれた顔認識システムを駆使して利用客の数や密度を自動で計算し、設定した警戒値を超えると警報を鳴らして、利用者の誘導措置を強化するよう注意を促す。
駅の中には、朝や夕方の通勤ラッシュ時間帯、必ず利用者の数がピークに達する場所がある。このため、同公司は各路線の乗車率が最も高い区間を示す図を作成し、利用者がどこが混みやすいかを把握できるようにしている。列車の乗車率とは、実際の乗客の数と列車の定員数の比率で、同図は16区間の乗車率を示している。各区間の利用者がピークに達する時間はそれぞれ異なり、利用者は、乗り換えの時などに参考にすることができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月31日