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海外の青年、短編フィルム「中国の夢」を製作

 北京師範大学中国文化国際伝播研究院はこのほど、「第一回中国・外国青年夏季デジタルビデオ交流活動」を主催した。これまでに中国を訪れたことのない外国の青年達が、独自のアイディアを持って2週間にわたる中国での生活を体験し、中国人学生によるマンツーマンのサポートを受け、中国文化をテーマとしたデジタルビデオ短編フィルムを製作した。人民日報海外版が伝えた。

 「文化使者」としての役目を担った中国人学生は、撮影のプロセスで、中国の文化や歴史、撮影にまつわる知識を外国人学生に紹介した。また、国内外の学生は、「中国を見る」という共同作業を通じて中国の風土・人情を観察し、欧米文化との相違点を肌で感じることで、中国文化と欧米文化についてより正確かつ客観的に理解した。

 米ボストン大学に通うChanderさんが撮影した作品「東東ちゃんの一日」は、北京に住む子供の視点に立った幼稚園での一日を紹介し、米中文化の違いを際立たせた。Chanderさんは、「撮影中、幼稚園で働く人々の優しさに触れて深く感銘し、過去に自分が体験したことのない、自国とは完全に違ったカルチャーが存在することを知った」と感想を述べた。

 Chanderさんはある朝、道を歩いていた時、三世代家族に出会った。一家全員が一台のオートバイに乗っていたことが、彼の興味をそそった。「米国人は徹底した個人思想の持ち主で、個人個人で行動し、他人と接触しないように常に気をつけている。一方中国では、誰もが他人に近づき、他人と経験を共有したいと思っている。中国にいると、まるで新しい家庭の一員になったように感じる」と彼は語った。

 この21歳の米国人青年が訪中前に中国に対して抱いた印象は、「中国は強大になりつつあり、絶えず進化を遂げている新型国家だ」という、米国人が最近よく耳にする中国に対する評価に基づくものであったと推測される。しかし、中国で自ら見聞きした物事や中国人・中国文化と直接接触した経験から、彼は中国に対する見方をがらりと変えた。彼は、中国人が独自の方法で自分の「軸」をしっかりと持ち続けていることに気づいた。中国と米国との最大の違いは「帰属感」の違いであると彼は感じた。中国人全員が、巨大な「中国」という家庭の一員なのだ。このような認識は、実際の中国での体験を通して得たものであり、教科書やメディアを通じては知ることができないものだ。
 
 今回のデジタルビデオ交流活動で製作された計24作品は、転換期にある中国の現実を描いた作品、中国の子供の生活を描いた作品、70代・80代の高齢者が英語を学ぶプロセスを描いた作品、上海市民が公園で楽しく過ごす毎日を描いた作品、現実の日常生活を記録した「歌う北京」など、各種各様だ。これらの作品は、異なるいろいろな面から中国人の生活を取り上げ、外国人学生の視点を通して描かれたもので、国内外からの高い評価に値する作品が揃っている。

 グローバル化の時代、世界に中国のことを伝えるこれらのデジタルビデオは、エドガー・スノーの名著「中国の赤い星」に決して引けをとらない。スノーはあの時代、中国共産党と中国革命に対して客観的な評価を行い、中国・中国労農紅軍・多くの紅軍指導者・紅軍将校をめぐる状況について、全世界に向けて真実を報道した。この著作によって初めて、世界は中国革命に関する知識を得ることができた。同じように、「中国の夢」の実現に向かう今日の中国においても、真実の中国を報道し、中国社会の変遷を記録し、中国の一般庶民が個人の夢の実現に向け、さらには国家の夢の実現に向けて努力奮闘している様子を、外国人の視点から記録する必要がある。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年9月4日

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