「連休長期化プラン」が流行 長い連休求める国民の気持ちを反映
中秋節連休と国慶節(建国記念日)連休が近づき、休暇をつなげて連休にするさまざまな「連休長期化プラン」がネット上で話題になっている。人民日報海外版が報じた。
1)中秋節連休前に3日間の休暇を取り、9月14日から21日まで8連休とする
2)国慶節連休前に2日間の休暇を取り、9月28日から10月7日まで10連休とする
3)上記1)と2)の計5日間の休暇に、9月22日から27日まで6日間の休暇を加え、合わせて11日間の休暇を取り、「豪華24連休」とする
このような「連休長期化プラン」がネットユーザの間で話題となり、多くの人が、休暇を「つなぐ」「集める」などの工夫を凝らして、普段の忙しい仕事生活を連休にしようと躍起になっている。それにしても、「休みを繋ぎ合せる」ことに人々がこれほど熱中するのはなぜだろうか?外出・旅行の混雑を避けて、質の高い休暇を楽しみたいということもあるだろう。だがその背後には、現行の休日に関する規定に柔軟性がなく、休みの日数と質に失望感が否めない、という現状がある。誰もが納得できる合理的な休日規定が打ち出されるのは、いつになるのだろう?
○休暇をつなげるか、つなげないべきか、それが問題だ
休日制度改革課題チームの主任を務める清華大学の蔡継明・教授は、「国民が休みを繋ぎ合せるようと試みるのは、中国の法定休日数が少なく、国民がゆっくり休むために長い連休を求めている現状を反映している。同時に、現在の法定休日に関する規定に、人々が納得していない部分があることも示している」と指摘した。
統計データによると、中国の法定休日は年間115日と、1年365日の約3分の1を占めている。なのに、どうして国民は「少なすぎる」と感じるのだろうか?
専門家は、「2013年の祝日・記念日による休日は計29日あるが、実際の法定祝休日は11日だけで、残りの18日はいずれも、前後の週末に休日出勤した分を移動させたものだ」と指摘した。海南省海口市に住む頼さんは、「あちこちから休みを寄せ集めた連休では、リラックスして休暇を楽しめない上、余計に疲れ、苦痛まで感じる。だが、連休にならなければならないで、余りにも休みが短いため、外出や旅行にも都合が悪い」と話した。