深セン初の「赤ちゃんポスト」設置
諸事情のために育てることのできない新生児を親が養子に出すための「赤ちゃんポスト」ならぬ、「赤ちゃん安全島」がこのほど、深セン市で初めて設置された。来年から使用が始まる。中国広播網が報じた。
「赤ちゃん安全島」内には、放置された赤ちゃんが生存できるよう、温度が一定に保たれた保育器などの設備が完備されている。同施設の設置が、捨て子を助長するのではないかとの声に関して、深セン福利センターの主任は、「捨て子という違法行為自体を変えることはできないが、遺棄の結果を変えることができる。捨て子の生存率を向上させることで、命が最も大切である、人間本位という理念、さらに児童の利益を優先させるという理念を全うできる」とその意義を強調した。
中国では2011年6月、河北省石家荘市に「赤ちゃん安全島」が設置され、約2年の間に、捨て子170人を保護。捨て子の引き取りに関する問題を人間味ある方法で解決してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月26日