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方向性を失った中国の建築物 目立つ過度な西洋化や奇抜化 (2)

フグ塔

奇抜路線に走る都市の建築物

 中国各地では最近、携帯をモチーフにしたビルやフグの形をしたモニュメント、小判にも見えるビルなど、奇抜な形状のビルが「突っ込み」を呼んでいる。一般市民は、その必要性に疑問の声を上げている。

 宋理事長も、「世界一の高さを競うか、非常に奇抜かのどちらか」とし、「現在、ランドマークに対する見方の方向性が変わってしまった都市も多く、公共の建築物も中国らしさを失った。そして、虚栄心に満ち、建築物の『雑技』を演じているかのようだ。しばらく前までは、ラスベガス風やディズニー風が流行し、今はドバイ風、脱構築主義建築などが流行している。ある中部都市の文化センターは、全て非線形的手法を採用しており、全体が混乱している」と嘆く。

 ある設計の専門家は、広東省珠海市の美術館の入札評価会を例に挙げ、「7プランのうち、4プランがねじ曲がった表面やラインだった。東部には、『東洋のドバイ』にしたいとまで言っている都市もある」と指摘している。

 程氏は、「模倣建築や奇抜な形状のビル、大きさや西洋化を競う建築物、必要基準を超えた建築物がどうして出来てしまうのか。市民が疑問に感じて当然。これらの責任を全て建築士に押し付けるのは不公平。これら全ての発想と最終決定は往往にして各級の指導者が下している」との見方を示した。

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